発信力は受信力~おもしろい情報発信のヒミツ

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「情報発信をしよう」

これはいたるところで言われていることです。

特にいまの時代、これからビジネスをしようと思っている人で

情報発信をしないって人はほとんどいないと思います。

もちろんビジネスの形態にもよりますし、それによって表現の形態も変わるでしょうが、

ビジネスは基本的に提供できる何かがあって、

受け取ってくれる誰かがいて、そこではじめて成り立つもの。

ですから、発信=提供できるもの、

がないとどうにもならないわけですよね。

また、ビジネスに限らず、

個人的に日々あったことを日記のようにFACEBOOKで発信し、

ともだちとコミュニケーションをとっている人も多いでしょう。

いまやSNSの発達によって、誰でも手軽に情報発信ができる時代になったわけです。

しかし、この情報発信。

芸能人の日記からビジネスの企画まで、

ありとあらゆるところで行われているわけんなんですが、

その目的というものを意識していないと、

たんなる雑記帳になってしまう恐れがありますよね。

少し前までは自分のブログやサイトを持っている人はそれほどいなかったため、

情報発信をしさえすれば、ある程度の人が読んでくれるような時代でした。

でも今は先ほど言った通り、誰でも情報発信ができる時代。

しかもネットをはじめ情報発信のメディア媒体はそこらじゅうにあるわけですから、

そこらにありそうなことを書いていても誰も目にとめてくれないんです。

仮に目にとめてもらっても記憶に残らない。

それって、そこに存在しないのと一緒ですよね。

それだけ治療技術が高い歯科医師がいたとしても、

その先生がいる歯科医院に患者さんが誰も来なければ、

その先生はいないのと同じだし、その高い技術はないのと一緒です。

でもせっかく身に着けた技術であれば人に提供したいでしょうし、

せっかく情報発信をしたのなら誰かに読んでほしいですよね。

もちろん、日々の思考の記録、という意味では自分の足跡になるし、

それを振り返ることで、自分はこれだけやってきたっていう自信やよりどころにもなる。

その意味ではかけがえのない財産だし資産だと思います。

しかし情報発信をするということは、

それを読んでくれる誰かを想定している、ということですよね。

相手の姿が漠然としていても、それでも読んでくれる人がいる、誰かに読んでほしい、

その想いがあってはじめて情報発信ってすると思うんです。

であるならば、

情報発信をするときには、

何を目的としているのかを考えないといけないわけです。

誰かに自分の最近を伝えたい、たとえば結婚したとか子供が生まれたとか。

誰かに自分のことを知ってもらって、新しい仲間を作りたいとか。

自分がしたいビジネスがあって、提供できる何かがある、それを必要としている人を集めたいとか。

もちろんこれはほんの一部で、

人によって情報発信の目的は多種多様でしょう。

だからこそ、自分の情報発信の目的をはっきりさせておかないといけません。

そして情報発信の土台となるのが

インプット=受信力、だと思います。

人ができることっていうのは、基本的に3つ。

それは、「Input」「Process」「Output」の3つです。

要は、学んで、考えて(解釈して)、出す、ってことです。

この3つの流れを覚えておいてください。

本を読んだり、講義を受けたり、勉強会に参加したりと

情報をインプットする機会はいろいろあると思います。

しかし、それで終わってしまっては意味がありません。

情報とは料理で言うところの食材のようなもの。

自分なりに加工して、調理して、料理として仕上げないといけない。

ということは、どんな料理を作るかを考えていなければ、

どう加工したらいいかわからないということです。

もちろん材料を買ってから、何を作ろうか考える人もいると思いますが、

その人はたいてい、素材を選んでいる段階(=情報を仕入れている段階)で、

その食材をどう調理するかを考えているものです。

そして料理があるからこそ、食材の意味もあるわけです。

また、料理が食材の使い方、意味を決めているわけですから、

料理は食材のためのものと言えますし、

料理は誰かに食べてもらわないといけませんから、

食べてもらう相手(伝える相手)のためのものです。

食材(インプット)は料理(アウトプット)のためのものであり、

料理(アウトプット)は食材(インプット)のためのものであり、

食べてもらう誰かのためのものなんです。

僕はふだん歯科医師をしているのですが、

僕の師匠である先生に、毎月全国を講演してまわっている先生がいらっしゃいます。

先生は別にインターネットビジネスをしているわけではないんですが、

その先生の話が面白いために、いろんな企業や自治体から講演のオファーがくるそうです。

この11月は19か所をまわるとかなんとか言ってました。

しかも北は仙台から南は大分まで、日本全国です。

…いつ家にいるんでしょう、先生のご家庭が心配です。

さて。

その先生が以前おっしゃっていて非常にためになったことがあります。

僕は先生の話っておもしろいですよね、どうしてそんな話ができるんですか?

っていう感じのことを聞いたと思うんですが、その先生の答えは、

「僕はおもしろい話をするように心がけてるんや。

僕は昔、原稿依頼が来た時から誰かが言うようなことは絶対に言わないように決めたんだよ」

ってことでした。

この、おもしろい話=発信をする。

誰もできないような話を考える部分が、先ほどのProcess=解釈の部分です。

この意識があることで、先生は日常すべてをネタにできると言ってました。

講演先での質問は次のネタになるし、ちょっと変わった人と話したらそれもネタになるし、

ちょっと変わった経験をしたら写真を撮ってくるし、それこれもすべてネタになる。

「すべてがネタになる」というよりは「すべてをネタにする」、

という意識でいらっしゃるんだと思います。

だからこそ、先生は歯科医師でありながら、

恐竜の話、食べ物の話、はては宇宙の話まで

それはそれは幅広く学んでおられ情報発信にいかしているんですね。

これからの時代、誰もが気軽に情報発信ができるようになりました。

だからこそ、普通に発信しているだけでは埋もれていってしまう。

情報発信の内容で差がないと埋もれてしまう時代なんですね。

ただもちろん、いきなりはおもしろい発信ができるわけではありません。

まずは数稽古が必要です。

数稽古としてまずは情報発信に慣れること。

それができるようになってきたら自分なりの情報発信のスタイルを探していけばいいと思います。

ポイントは、「誰かが言っていることは話さない。」

でもそれって案外簡単なんじゃないかなと。

だって自分の経験っていうのは自分でしか経験できないものだし、

自分の視点や切り口は自分だからこそ出せるものなわけですから、

自分の体験や知識を組み込んでしまえばいいんです。

情報発信には大きく分けて2種類のものがあります。

1つめは、他の人があまりできないような経験や情報。

2つめは、多くの人が体験しているものを独自の視点で解釈したもの。

この2種類しかないでしょう。

1つめはそのまま記事にすればおもしろいですよね。

あの有名人と食事をしてきた。国家秘密クラスの情報を暴露します。とか。

あまり行き過ぎると生まれなかったことにされる危険性もありますが、

それでもまぁ、だいたいおもしろい発信になるはずです。

2つめの方が僕らが今すぐにできる情報発信の型だと思います。

これは自分なりの価値観、世界観、専門知識などを総動員して、

いろんなことを書いていくというカタチです。

とは言っても、この2つ以外情報発信の種類はないわけですし、

どちらもあなただから持ちえるものからネタにできるものばかりだと思うので、

普通に情報発信をすれば面白いものができあがると思うんですけどね。

まずは情報発信の目的をはっきりさせ、

誰も言わないような記事を書いていく意識を持つこと。

もちろんすぐにできるものではないと思います。

だからといって絶対にできないなんてことはありえません。

文章を書いたりおもしろい話をしたりする能力は、

先天的ではなく後天的に身につけることができるものなんです。

おもしろい情報発信のなかには、

受け手の価値観を大きく変えてしまうエネルギーをもつものもあります。

自分の発信が誰かの胸に響いて、その人の人生がいい方向に変わってくれたら、

こんなに楽しいことってないじゃないですか。

自分の発信が世界を動かす。

そこまでいくと大げさかもしれませんが、

それくらいを目指して、「誰も言わない自分だけの発信」をしてきたいものですね。

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